2018年3月1日木曜日

平成29年度大飯中だより 3月号

 ≪今年度を振り返って≫
 1月に1度の大雪、そして2月にも嶺北中心の雪で登下校に影響がありましたが、大きな事故もなく無事過ごすことが出来ました。御協力ありがとうございました。また、インフルエンザの方では、1月に4つの学級を閉鎖しなければならない事態になり大変ご心配をおかけしましたが、完全休養宣言を出し御家庭の御協力もあって罹患者が誰もいない状態になり、2月も落ち着き今を迎えています。

 さて、今年度を振り返って、今の大飯中学校の生徒や学校の雰囲気は大変落ち着いており、授業へ向かう態度も良好であり、社会規範についても外れることなくバランスよく成長しています。それは、生徒自身の努力の成果であり、保護者の皆様の御協力のおかげと思っています。授業の様子を見ても、よく考え発言も多く、グループで考えたり、ペアで相談したりの切り替えも素早くできます。話し合うことを重視し、先生の話を聞くだけではなく、生徒同士の話し合いから新しい気付きが生まれるようになってきました。受け身一辺倒の学習態度では、将来に生きて働く力になりません。自分から発言し、ここから先が分からないと言えるような学習集団になって欲しいと願っています。
 前期生徒会執行部の3年生の中の女子2人が、全校行事企画のことだけではなく何か学校のためにできることはないかと、1学期の途中から自主的に早朝清掃活動を始めました。生徒玄関の土汚れを掃いてきれいにしたり、全生徒の靴入れをぞうきんで拭いたりしてくれました。時にはグラウンドの草取りもしている姿を見ました。時々ではなく天候にもよりますが、中や外の汚れているところを自分で見つけてきれいにする活動を、2学期の生徒会新執行部が決まるまで続けました。これを見ていた次の2年生の執行部のメンバーも自発的に続けるようになりました。台風があった後の日には、自転車小屋や溝にたまった落ち葉を進んで片付け、大雪が降ったら雪かきに精を出し道を作ってくれました。この行為は、誰かに褒めてもらおうとか、みんなから認めてもらおうとか、執行部の義務だからというような考えではなく、純粋に学校のためにみんなのために何かしたいという思いからやってくれていました。こんな素敵な生徒がいることを誇りに思うと同時に、今の大飯中の落ち着いた雰囲気を作り出している中心の役割を果たしてくれていることに感謝しています。しかし、いいことばかりではありません。時には、生活態度のことや授業中の心配な様子をお伝えさせていただきました。それをしっかり受け止め、子どもと共に考えていただいたおかげで、生徒の様子が変わっていったこともありました。
 この1年間の学校の取組に対しまして、保護者皆様の御理解と御協力をいただいたおかげで、今があると深く感謝しております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
2年生伝承料理教室
みんなで協力して作った押し鯖ずしは、とてもおいしかったです。

 ≪今の学年もあと1ヶ月、何をするか!?≫
 3年生は受験まで、そして卒業まで1日1日を大切に過ごし、悔いのない結果を出して欲しいです。そのためにも生活リズムを整え、頭や体がよく働くように心がけてください。
 1・2年生は、次の学年へ進むための準備をお願いします。その準備とは、自分は何をすればいいのかを自分で考え見つけることです。次の学年で何をしたいのか、どんな人になりたいのか、何を目指すのか、深く考えてみてください。答えは自分の中にあると思います。それを見つけはっきりさせるために、誰かに話してみるといいです。話しているうちにきっと答えが見つかります。
 その話し相手ができるように努めるのが親だと思います。親としての考えがあると思いますが、押し付けず子どもの内にある考えを引き出してやり、それを実現するためのアドバイスや自分の失敗談を加えていただきますと、その話から自然に考え学んでいきます。子どもの人生は本人が切り開いていくしかなく、親が決めることはできません。進級するこのタイミングを節目とし、一度ゆっくりと話し合っていただけたらと思います。