2017年1月10日火曜日

平成28年度大飯中だより 1月号

≪新年 明けましておめでとうございます≫
 謹んで新年のお慶びを申し上げます。昨年は保護者や地域の皆様にいろいろとお世話になり、ありがとうございました。本年も本校職員一丸となって、本校の教育活動に取り組んでまいりますので、なお一層の御理解と御協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

 ≪夢の実現に向かって≫
今年は暖かくて過ごしやすく雪のない正月でした。そんな中、やっぱり3日間ともに駅伝を見てしまいました。社会人のニューイヤー駅伝で、おおい町出身の早川翼選手が5区で粘りの走りを見せてくれました。また、箱根駅伝では数々のドラマを見せていただきました。それぞれの学校に、それぞれの選手が様々な思いを抱き、精一杯走ることを通して見る者に感動を与えてくれました。
いずれもテレビというマスコミを通して構成された一場面だけの映像なので、その瞬間のことしか情報を得ることができません。どんな思いを抱えているのか、これまでの練習はどうだったのか、関係者や家族の思いは、そんな情報はほとんど知ることはできませんが、タスキを繋いでいくことの重みは多くの人が理解していると思います。1人では成し遂げることができない特徴があり、その難しさと喜びがあります。本校の昨年度卒業生の時岡宗生選手は、12月にあった全国高校駅伝に1年生ながら出場し、6区で見事タスキをつなぐ激走を見せてくれました。今後の成長に期待が膨らみます。
上記の早川選手、時岡選手ともに、自分の現実を見極め目標を立てて実現のための取組を日々積み重ね、節目節目で振り返り、自分自身を見つめなおすことをされているであろうと想像します。自分に厳しく取り組んでいけるのは、きっと目標がしっかり定まっているからなのでしょう。逆に目標もなく、言われるままに行動しているのでは成長はありません。夢を持ち、その夢を実現させるための目標を立て、具体的な行動目標を作ることです。夢を実現させるのは、日々の行動目標に取り組み、目標に向かっていく自分自身がそこにいる実感を持つことです。失敗はつきものですが、決して格好悪いことではありません。あなたの努力とあきらめない態度を、周りの人は必ず見ていて評価してくれます。夢の実現に向かって頑張れ、大飯中生!

 ≪具体的な自己改善を≫
脳科学者である林成之先生日本大学大学院名誉教授の講演会『教育の難問を脳科学が答える』を数年前に聞きました。どうしたら勉強ができるようになるかに触れられた時、下記のような話がありました。
 ○苦手科目があり、学力が低い生徒に5つの共通習慣がある
  ◇だいたいできた
  ◇後で!
  ◇間違いをその場で直さない
  ◇否定語が多い(無理・大変・出来ない)
  ◇先生を好きになれない
前述の2選手は、この5つの習慣の逆を行っていると思われます。あなたはこの状態が習慣になっていませんか。夢の実現に向けて、この5つの習慣を改善していく取り組みが、よくできるようになる自己改革だと思います。どれも難しいと思いますが、この中の1つでも改善出来たら、それは大きな成長として結果に表れてくると思います。3年生はすでに進路実現に向けて、真剣モードに入ってきています。1、2年生は、残りの3学期で次の学年に進級します。がんばりましょう。