2016年12月1日木曜日

平成28年度大飯中だより 12月号

  ≪生活アンケートから≫
学校生活を中心に基本的な生活の状況を把握するために、生活アンケートを11月初旬に行いました。その結果の1部を紹介します。
「平日の家庭でメディアをどのくらい見ていますか。」という質問で、
 ①テレビの視聴時間(平日)
 ②ゲーム、インターネット、スマホ等の映像を見ている時間(平日)
テレビとゲームやインターネットの映像をどれくらい視聴しているかの結果です。

 どちらも1時間内の生徒が50%近くを占めていますが、2時間以上の生徒が半数いることも分かりました。4時間以上テレビやデジタル画面を見ている生徒も僅かですがいます。この2つは独立した質問なので、2つの時間の合計がメディアを見ている時間となります。現実にどの程度の時間をメディア視聴に費やしているのか、御自分の子どもさんの状況はお分かりでしょうか。
学校から帰ってからの時間は各自同じだけあるわけですが、メディアだけで時間を過ごしているのは大きな問題です。中学生の本分である学習や興味のあることに打ち込んでいただき、自分を磨いてほしいところです。勉強に一所懸命打ち込んで結果が出たときは、何とも言えない満足感があるものです。楽していい結果を得ることはありません。メディアから得ることができる情報は、役に立ちますし生活を豊かにします。また、インターネットは自分から発信する手軽な手段になっています。しかし、生活自体がメディアに関わる時間に支配されてしまい、自分自身をコントロールできない状況になってしまっては大変です。3年生は自分の将来につながる進路選択の大切な時期に入ってきています。今回の調査結果は大変心配な状況でした。家庭生活が基盤にあり、学校生活が活力あるものになっていきます。バランスの取れた家庭での過ごし方ができますよう、今一度、家庭でのメディアとの付き合い方やSNS憲章について、話し合っていただきますようお願いいたします。

 ≪善意の傘の活用を≫
11月の学校だよりでお知らせしましたように、突然の雨に対応できるように忘れ物の傘を活用してもらえるようにいたしました。左の写真の傘立てが学年に1台ずつあります。その1台毎に学校名を入れた傘を10本ずつ用意しました。左奥に固めて入れてある部分が貸し出し用の傘です。右側の方は、生徒が持ってきて立ててある部分です。11月初めにすぐ準備をし、全校集会でその使用について説明しました。貸し出し名簿に記入して貸し出すという考えもありましたが、先生方で話し合って生徒を信頼して『善意の傘』の考え方でやってみようということになりました。必要な時に使い、翌日元の場所に返してもらうこと、今の大飯中生なら間違いなくできるはずと思っています。その通り11月末の時点で、1本もなくなっていないのでいいスタートが切れています。また、必要に応じて傘を持ってくる生徒が増えていますし、自分の傘に名前を書いてある傘が増えました。
『善意の傘がある大飯中』の思いやりも伝統の1つになっていけば素晴らしいと思っています。
必要な時に使ってください。そして元へ返してください。ずっとみんなが使えるように。