2012年12月3日月曜日

学校だよりから(12月校長だより)


夢なき者に成功なし

  師走に入り、何かと気ぜわしい日々が続きます。2012年も残すところあと1ヶ月となりました。12月は、2学期のまとめをする時期であり、卒業を控えた3年生にとって進路選択の大切な時期でもあります。33者面談は終わりましたが、進路についていつでも相談に応じますので、お気軽に声をかけてください。
さて、2011311日の東日本大震災から約19ヶ月が経ちましたが、日本人のものの考え方が少し変わってきたように感じます。当たり前と思っていた普段の生活が、実はすごく貴重でありがたいことだと気づくようになってきました。
先日「いつまでも夢を持ち続けることの大切さ」を強く感じさせられたことがありましたので紹介します。
 まず1つめは、第1学年で「仕事と夢」の授業を参観したことです。自分の将来の夢や生き方について考える内容でした。私はこれまで「夢=将来の仕事」、夢は子どもが持つもの、人生の後半を生きている自分には関係がないものと考えていました。しかし、この授業を通していくつになっても夢を持ち続けることの大切さ、すばらしさを気づかせてもらいました。
次に、県中学校長会研修会で「可能性への挑戦」という講演を聴いたことです。講師は福井市の40代の経営者で、福井県にもこのようなすばらしい経営者がおられるのだなあと感心しました。1時間半の講演でしたが、これまで聴いた講演の中でもっとも感動した内容でした。従業員200名を抱える経営者として日々奮闘されている様子、常日頃心がけていることなどを具体的に話していただきました。
また、多忙極まる中で小中高のPTA会長を歴任されたり、青年会議所の役員をされたり仕事以外でも活躍されています。昨今の厳しい経済状況の下でも、事業を拡大し、従業員にボーナスを支払う時が、経営者として最も幸せに感じる瞬間であると話されていました。「夢なき者に成功なし」は、その時の講演で知った幕末の志士吉田松陰の名言です。夢を持つことの大切さを改めて認識しました。
 最後になりましたが、この1年間本校の学校運営に多大なる御理解、御協力をいただきありがとうございました。皆様よいお年をお迎えください。