インフルエンザの出席停止期間が変更になりました。
学校保健安全法が平成24年4月1日に改正され、「解熱後2日を経過するまで」となっていたインフルエンザの出席停止期間が、
「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日を経過するまで」
となりました。インフルエンザの感染力は発症後3~7日間といわれています。解熱しても感染力があり、いったん熱が下がって再び発熱する場合もありますので、感染拡大防止のため、出席停止期間は登校できません。
★発熱等の症状が出た日を0日、翌日が1日目となります。今日、インフルエンザの症状が出た場合、明日から5日間は登校できません。つまり回復したと思っても症状が出た日から6日間は自宅で療養し、登校は早くても7日目からとなります。その間に解熱していなければ、出席停止期間は延長となります。
インフルエンザの予防
①
うがい、手洗い ②マスクの着用、咳エチケット ③十分な栄養と睡眠
④適度な湿度(60%以上) ⑤人ごみの回避 ⑥予防接種
食中毒予防注意報発令中
11月28日の福井新聞にも掲載されている通り、ノロウィルスによるとみられる感染性胃腸炎が流行の兆しをみせています。記事によると「過去最も流行した2006年に次ぐペースで患者が増加」しています。ノロウィルスは冬に多く発生する食中毒の原因となりますので予防対策をお願いします。
1 最も重要な予防方法は手洗い
帰宅時、食事前、トイレの後には、必ず流水・石けんによる手洗いを行うようにしてください。調理をする方は、調理の前後も十分な手洗いをしてください。
2 調理の際の注意点
・カキなどの二枚貝を調理する際は、他の食品や調理器具が汚染されないよう注意しましょう。
・下痢などの症状がある人は、食品を扱わないでください。ノロウイルスによる胃腸炎の場合、症状がなくなっても1週間程度(長い場合は1か月に渡って)便中にウイルスが排出されるといわれていますので、症状がなくなってからも注意してください。
・加熱はもっとも効果的な殺菌方法です。ノロウイルスは85℃、1分以上の加熱が必要です。二枚貝などは、中心部まで十分加熱しましょう。
3 おう吐物・下痢便の処理の注意点
・ノロウイルス感染症の場合、そのおう吐物や下痢便には、ノロウイルスが大量に含まれています。そしてわずかな量のウイルスが体の中に入っただけで、容易に感染してしまいます。
・おう吐物や下痢便の処理をする前に、まず処理にあたる人以外の方を遠ざけ、換気をしてください。
・マスク・手袋(しみこまない材質のビニールやゴム製の手袋)をしっかりと着用し、ペーパータオル等で吐物・下痢便をしっかりとふき取ってください。汚染された場所は、次亜塩素酸系消毒剤(濃度は0.1%以上、家庭用漂白剤の場合は約50倍程度に薄めて)で消毒してください。
・ふき取った後のペーパータオル等は、ビニール袋等にいれ(できれば次亜塩素酸系消毒剤をしみこませ)、しっかりと封をして廃棄してください。
・ドアノブなど直接手で触れる機会がある場所は次亜塩素酸系消毒剤(濃度は0.02%以上、家庭用漂白剤の場合は約200倍程度に薄めて)を使用して消毒してください。
4 感染源とならないために
症状を持ったまま学校、保育所等に登校(登園)させることによって、その子どもが感染源となって周囲の子ども達に感染が広がっていき、それがまた各家庭に広がり、地域内で広かっていく事になることをご理解ください。
学校欠席者情報収集システムについて
12月から、町内各小中学校で「学校欠席者情報収集システム」が導入されます。これは、感染症による欠席者情報を地域でリアルタイムに共有し、流行時の早期対応に役立てることを目的としています。お子様が体調不良で欠席される場合、症状や、受診されている場合は診断名を御連絡いただきますようよろしくお願いします。