今日は「福井県ふるさとの日」です。
給食の献立は、それにちなんで、給食を味わいながら郷土の食を学べるよう、福井県産の食材が多く使われていました。古代米やはたはた、大根、白菜、ねぎはおおい町産。里いも、クリーム大福のきなこ、牛乳、米粉は福井県産でした。
お昼の放送では、栄養教諭の菅原さんより、こんなお話がありました。
のっぺい汁は、おおい町も含め、福井県内に伝わる郷土料理です。「のっぺい」とは、濃いどろっとした汁がかかっているという意味です。具材に決まりはありませんが、地域でとれる食材を使って作られてきました。片栗粉でとろみをつけることで冷めにくくなるので、冬の寒い時期によく作られていました。
地元でとれた食べ物を食べる「地産地消」や郷土料理の伝承は、日本ではじめて「食育」という言葉を唱え、食の大切さを説いた福井の偉人「石塚左玄」先生の訓えにもつながります。住んでいる地域の旬の食べ物を食べることが最も自然で心身に優しく、新鮮で栄養価も高いのです。そして、最も健康的であるとされています。
福井には「越山若水」という言葉もあります。緑の山並みに恵まれた越前と、清らかな水に恵まれた若狭を意味し、福井の自然の豊かさを表した言葉です。その豊かな自然の恵みにより、「食材の宝庫」とも呼ばれる福井県には、山の幸、里の幸、海の幸が豊富にそろっています。みなさんの毎日の食事の中にも、ぜひ地元の食べ物をすすんで取り入れてください。
ふるさとの食を今一度意識し、大切に受け継いでいってほしいと思います。