2015年12月8日火曜日

ノロウィルス(感染性胃腸炎)の予防を


 秋から冬にかけて感染の広がるノロウイルスですが、今年は新型ノロウイルスの流行が心配されています。以前にノロウイルスにかかり免疫を持っている人でも、新型ノロウイルスには 免疫がないため、かかりやすくなります。また、新型のウイルスは感染力が強くなったり、病原性が強くなったりする可能性があります。

感染経路や症状   従来のノロウイルスと同じです。
生の魚介類や嘔吐物などから感染し、24~48時間の潜伏期間を経て、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などの症状を起こします。発熱を伴うことは少なく、あっても軽度です。 症状が強くでるのは1~2日ですが、完全に治るまでには1週間程度かかります。

予防方法
 ノロウイルスによる食中毒の原因となる食品でもっとも多いのは魚介類で、それもカキなどの二枚貝によるものがほとんどです。ノロウイルスの殺菌調理には85~9090秒以上の加熱が必要です。しっかりと火を通してから食べるようにしましょう。
 家族などで、嘔吐、下痢などの症状がある場合、マスクやゴム手袋をつけて処理しましょう。便や吐物がついてしまった場所は、塩素系消毒剤(漂白剤)を濃度0.02%(500mlの水に、キャップ半分の漂白剤)にして拭き取りましょう。

食事の前や、トイレの後は必ず手をしっかりと洗いましょう。
ポケットには常に清潔なハンカチやティッシュを持っていますか?
◎「ノロウイルス」と診断されると出席停止になります。
給食前には特にしっかりと手を洗いましょう!