2015年7月1日水曜日

平成27年度大飯中だより 7月号

  ≪校内体育大会での御声援、ありがとうございました≫ 6月7日(日)
雨で1日延ばしての開催で、大変御迷惑をおかけしました。
その雨のおかげでグランドコンディションや気温も適度で、また生徒も疲れが取れ、最高の状況で行うことができました。たくさんの保護者の方に来ていただき、温かい声援を最後まで送っていただきました。頑張っている姿を見せることができたことは、生徒にとって大きな励みとなったことでしょう。なんと言っても親や家族の応援が一番です。ありがとうございました。
毎年3年生を中心に企画し、準備、運営を行ってきています。その年々の3年生の持ち味が発揮され、いろんな味わいが醸し出されます。今年の3年生のいい雰囲気が体育大会全体に広がって、常に全力であり、楽しくエネルギッシュで温かいものになりました。その最たる場面を目の前で見ることができました。それは、3年生の学年種目の「PRIDEムカデ」の時でした。4色の中の赤チームが他チームからかなり離され、アンカーのグループがスタートする頃には既に他チームはゴールしていたようです。最後の赤チームが息をそろえて走ろうとするのですが、何度も転んでしまいます。そのうちに3年生全員がそのチームの周りに集まってきて、大きな声で応援をするのです。大声援の中ゴールすることができました。勝敗に関係なく最後まで競技に向かいそれをみんなで応援する感動的なシーンで、これこそテーマ『PRIDE ~誇れる自分に~ 』の実現でした。そんな大飯中生を誇りに思った瞬間でした。大会後の振り返りも行い、1・2年生に思いは伝わりました。次は今の2年生が楽しみです。きっとやってくれるでしょう。
当日までのプロセスと感動の場面の写真が掲示されています。

 ≪温かい環境が人を育てる≫
整頓された教室で生活できている学級は、なんでもできる落ち着いた学級だと言われ、反対にごみが落ちていたり物が散らかっていたりする学級は、問題も多く心配であると一般的に言われます。また、学校で普段発している言葉が乱暴できつい言葉が多いと、それに応じて態度や行動も横柄になる傾向があります。特に言葉は人の心を優しくもし、傷つけもする大きな影響力を持つものです。学校の中では教員がそのモデルであるので、言葉遣いや言語環境には注意を払っています。乱暴な言葉には乱暴な態度しか返ってきません。優しい言葉には優しさが返ってきます。そのためにも心を繋ぐ挨拶と「ありがとう」を大切にしていきます。
御家庭ではいかがでしょうか。「何度言っても言うことを聞かない。」そんなときもあると思います。ついついきつい言葉や一線を超えるような内容を言ってしまって、後悔されたこともあるのではないでしょうか。中学生であっても親に認めてほしいと思っていますし、褒められたいと思っています。たぶん多くは望んでいないし、親の思いもよく知っていると思います。目の前の現象だけをとらえてつい大人目線で叱ってしまうこともあると思いますが、よく話を聞いていただき「何をしたいのか、どうするといいのか。」など、自分で考え自分で答えを見つけ、決断や判断する力をつけていくことが大切です。親から認められている安心できるその環境が、子どもの心の安定と自信につながっていきます。苦労は多いと思いますが、子どもの成長のために一緒に頑張っている親の姿を見せましょう。