2016年10月3日月曜日

平成28年度大飯中だより 10月号

  ≪校内文化祭から≫ 9月17日(土)
2学期のスタートは、文化祭からでした。教室やホール、体育館から歌声が聞こえ、ぐっと合唱モードに入っていきました。その成果を当日発揮することができていて、保護者の皆さんに素晴らしい歌声を届けることが出来ました。また、PTA総務部、厚生部の部長様はじめ関係の皆様のおかげで、ふれあいバザー、まごころバザーを運営していただき、ありがとうございました。そして、午後の体験コーナーでは、特技を持った地域の方々の指導を受けて、学校では学ぶことができない知識や技術を教えていただきました。生徒にとって意味ある楽しい1日となりました。
文化祭当日の合唱の様子からは想像しにくいと思いますが、歌い始めのころは声が出ませんし、なんといっても気持ちが前を向いていなくてバラバラな状況でした。ところが日を重ねるにつれて、担任や音楽の先生の指導や話し合いでそれを乗り越え、歌うことが楽しく感じたり、このクラスのみんなで歌うことが楽しいと感じたりできるように変わっていきました。結果はさすが3年生、しっかりと歌い込みどちらのクラスも素晴らしい合唱でした。審査をするので結果が出ますが、どのクラスもそれをしっかり受け止めた上でこれまでの取り組みを振り返りました。1年生は、3年生になったら今年の3年生の合唱のように出来るようになりたいと感想を書いていました。学級がまとまると大きな力を発揮することができ、結果は別にして大きな満足感が得られます。ここに行きつくまでが大変なんです。生徒の皆さんの頑張りと担任、音楽科教員の支援に敬意を表します。1、2年生は日頃の音楽の授業にしっかり取り組み合唱の力を伸ばしつつ、学級のまとまりを大切にして、来年度の合唱をさらに素晴らしいものにしてください。
心が一つになったと実感できたステージでした。
 
 ≪ある日の黙働流汗清掃≫
いつものように6限が終わると清掃の時間がやってきます。9月のある日、2、3年生の取り組みの様子を見に3階へ行きました。たまたま清掃分担で3年教室担当の欠席者が重なっていたので、そのメンバーの中に入りました。雑巾がけの仕事を引き受けたので、雑巾を貸してもらいどのようにしたらいいのか生徒に教えてもらいました。この向きに拭くんだということなので一定方向に乾拭きを始めました。3年生生徒はいつもやっているので要領よく掃除を進めています。拭き進めるにしたがって机を後ろへ移動させていきます。そのタイミングも阿吽の呼吸で、話もしないでさっと切り替えて作業へ移っていました。見事なものでした。一度も休むことなく、生徒と一緒に精一杯取り組むことが出来ました。そのクラスの担任も生徒と一緒になって掃除をしています。まさしく黙働流汗清掃で、終わった後には生徒からお礼を言われ、すごくすがすがしい気持ちで一杯になりました。
時には掃除をやりたくない日もあるかもしれませんが、先生やみんなと一緒に黙働で清掃にかかれば、きっと終わったときにはすがすがしい気持ちになっていると思います。イライラしてたり、落ち込んでいたりしていたとしても、この時間が切り替えてくれるのではないかとさえ感じました。集中してやっていない生徒にはもったいない限りです。自分を磨き、落ち着かせてくれる貴重な時間です。9月の生徒集会の中で整美委員会からは、「自立」「公共」「忍耐」の目的と視点を示していただきました。
 黙働流汗清掃が大飯中学生としての素養となり、誇りを持ってみんなで過ごす大飯中学校の自慢の種にしていけるように取り組みを続けていきます。