2012年5月1日火曜日

大飯中だより(5月号)


全国学力・学習状況調査を終えて
つい先日まで朝夕は暖房が必要な気温でしたが、最近では日中汗ばむ初夏の訪れとなりました。周辺の景色は、桜からシバザクラ、ツツジへと変化を見せています。
さて、平成24年度1ヶ月が経過しましたが、お陰様で順調なスタートをきることができています。新1年生(55名)は、入学式にインフルエンザによる出席停止者がおり心配しましたが、4月の授業日16日のうち欠席ゼロの日が11日間あり、新しい学校生活に適応しています。このまま順調に1学期を過ごしていってほしいと願っています。
今年度から中学校では新学習指導要領による教育課程が全面実施されました。そのような中、17日(火)には3年生を対象に全国学力・学習状況調査が行われました。今年度は、従来の国語、数学のほかに理科が加わり、国語、数学のA問題、B問題、理科、質問用紙をいれると1時間目から6時間目までの日程となりましたが、どの生徒も集中力を切らすことなく、大変まじめな学習態度で真剣に取り組んでいました。
18日(水)の新聞に問題が掲載されていましたので、ご覧になった方もあるかもしれませんが、知識・理解を活用する力を試す問題が多く出題されていました。
国語のB問題(活用)では、いくつかの条件を入れて80字から120字以内で自分の考えを書く。60字から80字以内で説明書を書く。15字から30字以内で自分の工夫したことや40字から60字以内でその理由を書くなど。いろいろな条件を加味した書く力が求められる問題がほとんどでした。
理科では、今日的な課題となっている節電を考えさせる問題や地層や火山活動などを推測する問題がありました。地形などの空間事象を平面で理解できるかどうかを問う問題がありました。
数学では、単純な計算問題は無く、問題の意味を理解してその理由や根拠を説明する問題が多くありました。これまでの数学=計算というイメージと異なり、問題の説明が長く、解答にたどり着くまでに正しく課題を理解する読解力が求められました。
今回の問題が、学力のすべてを測定するものではありませんが、これまで以上に課題を的確に把握し、自分の考えをまとめ、適切に表現する能力が必要だと感じました。
今後、調査結果を受け、本校生徒の良かった点、課題のある点について分析を行い学習指導に役立てていきたいと思います。知・徳・体のバランスのとれた生徒の育成に努めていきますのでよろしくお願いします。