2016年1月8日金曜日

平成27年度大飯中だより 1月号

 新年 明けましておめでとうございます

 謹んで新年のお慶びを申し上げます。昨年は保護者や地域の皆様にいろいろとお世話になり、ありがとうございました。本年も本校の教育活動に一層の御理解と御協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

 ≪やらなかったら何も始まらない!≫
今年の箱根駅伝も数々のドラマが見られました。それぞれの学校に、それぞれの選手が様々な思いを抱き、精一杯走ることを通して見る者に感動を与えてくれました。また、社会人のニューイヤー駅伝でも、おおい町出身の早川翼選手が1区で粘りの走りを見せてくれました。
素晴らしい成績を出した選手は、間違いなく大変な努力を積み重ねてきたおかげだと思います。結果が良ければ評価されることは間違いないことですが、人間性については適切な評価を得ているとは限りません。私達にとって重要なのは、これまで何をやってきてどんな失敗を積み重ね、何ができるようになってきて、これから何をやろうとしているのか、または、どんな人柄であるのか、少々のことでは負けない強い精神力を持っているのか、人に優しいのか、明るくみんなを楽しませるのかなどです。自分の態度や心を磨くのに、優勝などの結果を求める必要はありません。勝つという目標を立て、練習や大会を通して自分自身を鍛え心を磨いていくことであると思います。
やらなかったら何も始まりません。自分が動き出さなかったら、何も変わっていきません。「やればできる」という言葉がありますが、本気で打ち込んで初めて成就していくことで、やらなかったら何も言う資格はないと思います。はっきり言います。自分自身で努力するしかありません。自分でやらなかったら何も始まりません。人が代わりにやってくれたって、自分の力に何もなっていきません。
年の初めに立てた誓いを実現させるのは、1歩2歩踏み出し、目標に向かっていく自分自身がそこにいる実感を持つことです。失敗はつきものです。何度失敗したっていいし、笑われるくらい自分が立てた目標を実現することに比べたらなんでもないことです。たぶん格好悪いことかもしれません。でも、その努力とあきらめない態度を周りの人は必ず見ていて評価してくれます。頑張れ、大飯中生!

 ≪年末の大掃除から≫
12月の保護者会の日、担任以外の先生方でできる範囲の大掃除をしました。日頃手の届かない換気扇掃除や特別教室等の物品整理などを行いました。私は、思い切って金庫の中を整理整頓しました。その中から、2つのものを紹介します。
 ①水上勉先生直筆の校歌の作詞原稿(2枚)
 まさしく本物です。昨年度に渡邉淳氏から寄贈されたものです。欄外に「水上勉原稿用紙」と印刷された原稿用紙に、流れるように万年筆で書かれた力強い筆跡の大飯中学校校歌の原稿です。まだ起草段階なのか線で消して修正を入れた跡が残っています。大変貴重なものを保管しています。
 ②大飯中学校開校時の要覧(8冊)
 昭和52年4月開校。3つの中学校を1つに統合するために完成した学校を紹介したものです。当時の猿橋貫一町長の挨拶に「この校舎に学ぶ生徒たちは、必ずやこの殿堂にふさわしい校風と誇り高い伝統を培い、立派な教養と知識を身につけ巣立っていくものと確信する次第であります。」と記されていました。その当時を思い、ますますがんばらねばと意を新たにしました。
新しく造成された敷地に凛として自己主張をしている様子が感じられます。
校舎周りは木もなく、きれいに見通すことができます。あれから39年を経ました。