≪少年の主張コンクール嶺南大会から思うこと≫ 7月29日(水)
身近な出来事や最近の社会の動きなどから、自分の考えを持ちこのようにしていきたいなど、自分の意見を発表する大会に大飯中学校全生徒が作文を応募しました。その結果大飯中学校からは、1名が代表で選ばれ、その大会で発表しました。嶺南地区の中学校から8名が選ばれ、その中で3年のTさんが堂々と発表を行いました。会場は悠久館で、2・3年生全員で発表を聞きました。たくさんの人の前で立派に発表する中学生の姿に、全員がいい刺激をもらったと思います。
作文を書くにあたり、自分の身の回りの出来事や社会の動きの中から、自分は「こうありたい」「こんなふうにしたい」などを考え意見にまとめるいい機会でした。作文を書き始めるときは、何を取り上げていいのか分からず、またどんなことを書けばいいのか分からない生徒もいたようですが、先生からヒントをもらったり、構想をまとめたりすることで書けるようになっていきました。
学校では、身に付けてほしい力として「表現する力」を重要視しています。何かを表現したり伝えようとしたりするとき、表現する内容をしっかり持ち、相手に伝わるように整理し順序立てて根拠も示しながら説明することが必要です。そのために日々の生活や授業での知識や気付きを、自分の考えとして相手に説明する時間や場を設けるようにしています。友達に説明することで、より理解が深まり重要なポイントを発見することもあります。考えていることをしっかり相手に伝えること、これからの社会で必要とされる重要な力です。
≪大飯中学校の部活動の将来について≫
言うまでもありませんが、中学生時代において部活動の存在は大きな価値があります。体や心が一番成長するこの時期に、体や技能を鍛え、チームで協力し社会性を学び、多様な個性とぶつかり、様々なことを学んでいく場となっています。その活動の基本となる同好の生徒の人数に問題が生じ始め、ここ数年問題を抱えつつやりくりをしてきました。
本年度の夏の大会をもって、ハンドボール部を休部いたしました。3年生5名での最後の年、7名の正式メンバー数に満たないので、高浜中学校の協力を得て合同チームを作り最後の県大会に出場できました。夏休みの終わりにハンドボールOBの方々の御厚意で、最後の引退試合とOB戦を計画してもらい花を添えていただきました。部員数に左右されるチームスポーツにおいては、正式人数に満たない年は合同チームを編成したりオープン戦での出場で対応したりしてきました。部員数が少ないとボール拾いや相手を想定した練習もままなりません。この秋の新人戦では野球部が7名となので、このままでは出場することができません。合同チームの協力を得られそうな学校と交渉をしているところです。
男子の部活動においては、生徒数に対して部活動の数が多いという根本的な問題があります。野球、バレーボール、バドミントン、サッカーの4部(吹奏楽は除く)、現在の学年の男子の数は24~31人で、さらにこの中から社会体育のクラブ(野球、サッカー、水泳)へ入って活動している生徒がいますので、少ない学年は16人で4部活に分かれて活動をしています。今後1・2年で構成する新人戦と次の年の春季大会で正式人数が揃わないという現実が絶えずやってきます。来年度入学予定の男子の数が18人ということなので、ますます厳しい状況は続いていきます。試合に出られなくても活動を続けていくのがいいのか、部活動の数を減らして部員数を確保していくのがいいのか、正常で健全な部活動を継続して行えるよう、この課題をどう解決していくかが大きな問題です。
若中夏季大会のハンドボール部の試合の様子です。 合同チームで本当によく戦いました。 |